2019-09

2019・9・19(木)彭家鵬指揮蘇州民族管弦楽団

      サントリーホール  7時

 2017年11月、蘇州に旗揚げされたオーケストラの由。
 些かCHINA趣味のある私としては、西洋楽器と中国楽器とをミックスした編成のこの楽団に興味を抱き、聴きに行った次第。

 いわゆる弦楽器の位置にはチェロとコントラバスの他、楽器編成表に従えば高胡、二胡、中胡が並んでおり、「弾じる」楽器としては柳琴、琵琶、三味線、筝、ハープ他、管楽器には曲笛、高音チャルメラ、中音チャルメラ、低音チャルメラ、高音笙、中音笙、その他・・・・という具合だが、百名近い大編成では楽器の形さえしかと判別できない。
 ステージでの楽器の紹介あるいはプログラム冊子での楽器の図解などがあれば、「高音チャルメラ」と「倍低音チャルメラ」との形がどう違うのかなどということもよく判って、更に愉しめただろうと思われる。

 それにしてもまあ、とにかく大きな音を出すオーケストラだ。それも瞬間的に大きな音を出すというのではなく、並べたプログラムが、どれもこれも家鳴り震動するような大音響の作品ばかり、それらを続けざまにこれでもかとばかり轟かせるその感性と体力のタフネスさには、全く唖然とさせられる。

 プログラムは、「奔騰」、「牡丹亭・游園」、チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」の「ポロネーズ」、「随想曲」、「叙情変奏曲」、「二泉映月」、「幹将・莫邪幻想曲」といった作品で、この中には静かな曲も二つ三つはあった(それらは嫋々たる演奏で実に美しかった)ものの、大半は耳を聾する音のものばかり。
 アンコールとして加えられた「世界に一つだけの花」、「雷鳴と電光」、「ウィリアム・テル」序曲からの「スイス軍の行進」、「スラヴ舞曲Op,46-8」も、すべて刺激的な編曲による物凄い演奏だ。ロックのコンサートのPAの音量に比べればまだマシ、ではあるけれども。

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