2019-07

2019・7・10(水)インバル指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

      東京芸術劇場 コンサートホール 7時

 エリアフ・インバルとベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の来日公演の、今日が7回目の演奏会。モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番K.467」(ソロはアリス・紗良・オット)と、マーラーの「交響曲第5番」。
 今日のコンサートマスターは日下紗矢子、凛としたリーダーぶりが素晴らしい。

 マーラーについては、2017年3月13日2017年3月21日、および一昨日(2019年7月8日)の項であらかた言い尽したと思う。
 とにかく、インバルは若々しい。演奏のエネルギーに、いささかも衰えを感じさせない。第2楽章での嵐のような推進力といい、第3楽章での緊迫性といい、第5楽章での「持って行き方」の巧さといい、まさしくそれらは「インバル」そのものだった。
 彼が読響定期でこの曲を指揮して日本デビュー(あの演奏は私がFM東京の「TDKオリジナルコンサート」で放送した)して以来、彼の「5番」は何度聴いたか覚えていないほどだが、その都度「うまいものだな」と感服する個所が数え切れないほどあったことだけは記憶している。
 今日は久しぶりで、上階席からいっせいに沸き起こったブラヴォーの声のハーモニーをも愉しむことができた。

 ところで、モーツァルトのコンチェルトを弾いたのはアリス・紗良・オット。病を得たというニュースに接して以来、気になっていたのだが、今日は元気に演奏したり、ステージを走って出る姿が見られたりしたのには一安心。だが、━━歯に衣着せずに言えば、その演奏に、以前に比べ、密度の薄さ、表情の薄さを感じさせていたのが、たまらなく心配になる。

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