2018-02

2018・2・19(月)METライブビューイング プッチーニ「トスカ」

      東劇  6時30分

 去る1月27日のメトロポリタン・オペラ上演ライヴ映像で、デイヴィッド・マクヴィカーによる新演出。
 四半世紀の間上演されていた、あの豪華なフランコ・ゼッフィレッリ演出版のあとを受け、確か2009年頃に制作されたリュック・ボンディの演出はあまりに地味で演劇的に活気のない舞台だったのに落胆したものだが、今回新制作されたマクヴィカーのは、さすがに見栄えがする。

 映像で見たところでは、まあ適度に豪華な舞台といった印象だが、特筆されるべきは、登場人物たちの細密な演技である。かつてのゼッフィレッリの演出にも劣らぬ表情の細かさで、伏線はすべて生かされ、必要な表現もすべて生かされている(といって、マリア・カラスの舞台映像と比較するのは意味がないだろう)。

 トスカはソニア・ヨンチェヴァ、第1幕では「やきもち焼きの女」をうんざりさせられるほど念入りに表現したが、第2幕と第3幕ではもう少し悲劇性が欲しいところ。カヴァラドッシはヴィットリオ・グリゴーロ、スカルピアは当初予定のブリン・ターフェルに替わりジェリコ・ルチッチ、堂守はパトリック・カルフィツィ、その他。
 指揮は当初予定のジェイムズ・レヴァインからエマニュエル・ヴィヨームに替わっていたが、演奏は何となく微温的だ。

 休憩を含めた上映時間は約3時間。

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