2007-11

11・7(水)クリストフ・エッシェンバッハ指揮パリ管弦楽団

  サントリーホール

 今日はパリ管、昨日は国立リヨン管、一昨日はマリインスキー劇場管、その前日はミュンヘン・フィル。これだけの来日オーケストラが、サントリーホールに連日登場している。いずれも九分通り客席が埋まるのだから、考えてみれば、東京という所は、たいしたものである。
 
 ベルリオーズの「幻想交響曲」に、アンコールはスメタナの「売られた花嫁」からの「道化師の踊り」。昨夜のリヨン管に比較すると流石にオーケストラの風格は大きいものがあり、技術的にも優れたところが多いが、しかし総合奏での音色は必ずしもきれいとはいえず、この楽団にして何故このような、と思いたくなるような混濁も時に生じることがある。リピートはすべて行なわれたため、演奏時間も長い。第3楽章では、イングリッシュ・ホルン奏者はステージ袖に登場、暗譜で吹き、また袖に姿を隠して行く。これは音響効果の上でも一風変わった味を出していた。

 前半には、ラン・ランがベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」を個性豊かに弾いたが、アンコールになんとワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」(リスト編曲)をモルト・エスプレッシーヴォに弾き、すっかり舞台を食ってしまった。

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