2017-06

2017・3・21(火)インバル指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

     東京芸術劇場 コンサートホール  7時

 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」(ソリストは五嶋龍)と、マーラーの「交響曲第1番《巨人》」。コンサートマスターは2曲とも日下紗矢子。

 いつも聴き慣れた2階正面の席で聴いたが、思った通り、先週トリフォニーホールで聴いた時の印象とは、かなり違う。
 オケの音は決して彫琢されたものとは言えないが、むしろ豪壮で豪快、凄まじい力感を示して、あたかも野武士的なマーラーといったイメージが、好ましい意味で生きていた。オーケストラの音の荒々しさが、ことごとく良い方向に発揮されていたのである。

 デュナミークは並外れて大きく激しく、強靭なアクセントが全曲にあふれるので、演奏はいやが上にもドラマティックになる。
 最近聴いたインバルの指揮の中でも、特に激烈な演奏であり、そして強烈な印象を与えられる「巨人」だったと言って間違いない。とりわけ第2楽章は、ホルンのパワーが強烈で、インバルの追い込みも唖然とするほど激しい。

 インバルの指揮するマーラーは、都響とのそれは厳然たる威容に満ちたものだったが、この日のコンツェルトハウス管弦楽団とのそれは、開放的でスリリングで、大きな振幅を備えた凄味のある演奏だった。テンポは速めに感じられたけれども、全曲の演奏時間はそれほど大して延びていなかったところをみると、やはり音楽づくりが引き締まっていた、ということであろう。
 前半2楽章と後半2楽章はそれぞれアタッカで演奏されたが、特に第1楽章が終った瞬間、その最後とほぼ同じテンポでそのまま第2楽章にアタッカで飛び込むというのは、何とも痛快であった。

コメント

お疲れさまです。 演奏についてのコメントは差し控えます。fool'sの風当たりが強くなって参りました。“知恵の光、薄れ行くところから察すれば(W・シェークスピア)”コメントの是非を問わず猛威を奮うことでしょう。東条様にも御迷惑をお掛けしております為、当分は自粛したいと考えております。 どうぞ、お体にお気を付けてお過ごし下さい。   以下は、“どやろね”様への返事です。      “すみだ”の頁での追加のコメント拝読させて頂きました。ありがとうございます。貴方が他の方と違うことは一目瞭然です(だからこそ一旦、締め切られた後でも採用されたのでしょう)。御安心下さい。 コメントの内容については全く仰る通りだと思います。確かに。 ((実は、席選び、その他に関しまして私には、絶対的師匠ともいうべき人物(故人)がおり、現在も影響下にあるのですが))この日は中々競争率が激しく、本意なる席は取れませんでした。 2列目では、後方の奏者は殆ど見えません。見えないということは、(極端な話)聞こえないということですものね (そもそも私は演奏については、それ程言及していないのですけど)。認めます。 けれど私にとっては、あの日聴いた印象が全てですので撤回はしません。ただ、「適当に弾いているのがわかるし」(正確でないかもしれません) → この一説は、「適当に弾いているように感じる人も居た」 と言い方を改めたいと思います(トラも多数乗っていたらしいので)。 選曲については、私は口を挟める立場にないし、結局は出されたモノを食べるしかありません(だからこそこの場をお借りした次第)。 前にも書きましたが、私の“勝手な”想像です。インバルが満足しているならそれでいい。有り難く受け入れたいと思います。

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